介護施設で、利用者に安心して過ごしてもらうには、いつでもリラックスできるような信頼関係を築くことが大事になってきます。そのために介護職員は、日頃から心を通わせるコミュニケーションを意識する必要があります。しかし、現役の介護職員の中には、「なかなか打ち解けられない」「どうすればもっと仲良くなれるのかわからない」という悩みを抱えている方も少なくないようです。そこでここでは、介護職員が利用者と仲を深めるコツをいくつか紹介していきます。
利用者と仲良くなるためには、まず相手のことを知ろうとする姿勢を持つことが大切です。まずは日々のコミュニケーションの中で、利用者の趣味や興味、過去の経験、家族のことなどについて積極的に質問してみましょう。話を聞く際には、相づちを打ったり、頷いたりして、話しやすい雰囲気を作ることが欠かせません。また、「今日は〇〇さんの好きな和菓子を買ってきたんですよ」など、会話の中で利用者の方の好きなものを話題に取り入れるのも良い方法です。
会話だけでなく、レクリエーションやイベントといった催しの時間も仲良くなれる良い機会です。利用者と一緒に歌やゲームを楽しんだり、季節のイベントを楽しんだりすれば、自然と笑顔が生まれて心の距離が縮まるものです。また、「今日は天気が良いですね」といった何気げない一言から会話を始めたり、散歩中に見かけた花について話したりするなど、日常の些細なことを共有することも心の距離を縮めるのに有効です。利用者さんと仲良くなりたいなら、ぜひこれらの方法を試してみてください。